α7ⅳ、正式に発表されましたね。
日本での発売が検討中なのは残念ですが、いずれ発売されることは間違いないと思いますので、
楽しみですね。
今回はそんなα7ⅳを写真性能の視点で他の機種と比較したいと思います。
結論、私の選択は「α7ⅲ」です。
※動画性能で比較した記事はこちら
αシリーズの位置づけ
αシリーズの位置づけを下記のように図で表してみました。
大体こんな感じになるのではないでしょうか。
α7ⅲはベーシックモデルですが、α7cの登場でほぼ同スペックながら、α7cが動画より、α7ⅲが写真よりに分類されると思います。
ですがいまだに人気の高いモデルですので、今回は α 7ⅳを、α7ⅲ、α7c、α7Rⅳと比較してみます。
α1は値段的にも別格なので、対象外としました。
(初心者向けはZV-E10、α6400、α6600、などのAPS-C機になるので今回は省いています。)
α7ⅳ、α7Rⅳ、α7c、α7ⅲ 動画性能比較
以下のようにスペック表にまとめてみました。
赤字が写真機として優れている点になります。
機種 | α7ⅳ | α7Rⅳ | α7c | α7ⅲ |
発売日 | 未 | 2019.09 | 2020.03 | 2018.03 |
画素数 | 3300万画素 | 6100万画素 | 2530万画素 | 2530万画素 |
ISO | ISO:100~51200 (拡張:50~204800) |
ISO:100-32000 (拡張:50~102400) |
ISO:100-51200 (拡張:~102400) |
ISO:100-51200 (拡張:~102400) |
EVF | 368万ドット (大きい) |
576万ドット (大きい) |
236万ドット (小さい) |
236万ドット (大きい) |
動画(4K30P) | 〇 | クロップ120% | クロップ120% | クロップ120% |
動画(4K60P) | クロップ150% | × | × | × |
動画(4K120P) | × | × | × | × |
手振れ補正 | 5.5段 | 5.5段 | 5段 | 5段 |
アクティブ手振れ補正 | 〇 | × | × | × |
液晶モニタ | 144万ドット バリアングル |
236万ドット チルト ※① |
92万ドット バリアングル |
92万ドット チルト |
メニュー | 新メニュー | 旧メニュー | 旧メニュー | 旧メニュー |
メニュータッチ操作 | 〇 | 〇 | × | × |
HDMI端子 | フルサイズ端子 | マイクロ端子 | マイクロ端子 | マイクロ端子 |
メモリーカードスロット | ダブルスロット | ダブルスロット | シングルスロット | ダブルスロット |
10bit 4:4:2 | 〇 | ×(8bit) | ×(8bit) | ×(8bit) |
ピクチャープロファイル S-Cinetone |
〇 | × | × | × |
前面ダイヤル | 〇 | 〇 | × | 〇 |
カスタムボタン | 多い | 多い | 少ない | 多い |
価格 | 29万円 | 40万円 | 20万円 | 20万円 |
※①…2021.06.04より、236万ドットに仕様変更。以前は、144万ドット。
(新:7RM4A 236万ドット、旧:α7R4 144万ドット)
いかがでしょうか。
順番に見ていきましょう。
まず、画素数ですが、写真機としては6100万画素のα7Rⅳが飛びぬけていますね。
解像度、トリミング耐性はずば抜けているでしょうね。
でも、プロユースなスペックかと思います。
ファイルサイズも大きくなるので、2500~3300万画素程度がバランスがいいような気がします。
続いて、ISOですが、これは大差ないですね。
EVFは、 α7Rⅳが飛びぬけていますね。
EVFを覗くと、本当に写真で切り取られる範囲が見えるので、非常に重宝します。
液晶モニタだと、どうしても周りが視界に入るので、EVFに比べると切り撮れる写真のイメージがしにくいです。
EVFの小さいα7cは、個人的には写真機としてNGです。
動画の解像度とフレームレートは、写真機としては関係ないですね。
手振補正は、5段か5.5段かは写真機としてはあまり差がないと思います。
アクティブ手振補正も動画用なので関係ないですね。
液晶は、α7Rⅳが抜けていますが、EVFを覗いて撮ってほしいですね。
メニュー、HDMI端子、スロット、ピクチャープロファイルは、関係ないですね。
前面ダイヤル、カスタムボタンは多い方がいいですね。
写真はこまめに絞り、シャッタースピード、ISO、露出を調整すると思います。
そこが醍醐味かと思いますので、すべてカスタムボタンに割り当て調整できるのは写真機として重要と思います。
前面ダイアル、カスタムボタン少ないα7cは、個人的には写真機としてNGです。
まとめ
どうでしょうか。
写真の視点で比較すると、α7cはないですね。
スペックとしてはα7Rⅳなのですが、正直α7ⅲでも十分ではないでしょうか。
やはり写真機としては完成されていると、いまだに人気の高い機種であることが納得できます。
私が写真機として選択するなら、α7ⅲですね。
α7ⅳのいいのですが、価格差が性能で埋めれるかといえばそうではないと思います。
クリエイティブルックは優秀みたいですが、どのみとRaw現像はすると思いますので、決め手にはならないですね。
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